セブ日本人会による台風22号被災支援活動においてボートの寄贈・進水式が行われた
2022年5月16日、セブ日本人会は、台風22号(比名オデット)で被災した漁民への支援活動の一環として、パンプボートを寄付する際の進水式をラプラプ市にある日系語学学校「QQイングリッシュ・シーフロント校」にて行いました。式典では、セブ日本人会代表の松田和人会長をはじめ、在セブ日本国総領事館の山地秀樹総領事、ラプラプ市市長のジュナード・アホン・チャン氏を迎え、ボート引き渡しのセレモニーが執り行われました。
日本の公益財団法人「風に立つライオン基金」が、昨年12月にビサヤ地域など各地に壊滅的被害をもたらした巨大台風22号(比名オデット)で被災した漁民を支援するため、セブ日本人会に200万円を寄付。同基金とセブ日本人会は、支援金を活用した支援事業の一環として、ラプラプ市及び同市のオランゴ島をはじめヒルトゥガン島、パンダノン島、カオハガン島、カウビアン島、パンガナン島へ8隻のパンプボートが寄贈されました。
青空の下、日本の公益財団法人「風に立つライオン基金」のロゴが入ったパンプボートは、より多くの祝福と経済的向上を祈る儀式(司祭)の後、マクタン島の海へ浮かべられ無事進水式を終えた。
ラプラプ市市長のジュナード・アホン・チャン氏は、「台風オデットの影響を受けた漁師にパンプボートを提供してくれたセブ日本人会に感謝します。ラプラプ市の貧しい、恵まれない人々を助けてくれてありがとう。」と感謝の意を伝えるとともに「ラプラプ市を代表して、私たちのパートナーシップ、友人、投資家にとって、ビジネスに優しい政府であることを保証します。私たちを助けてくれてありがとう。私たちはこのパンデミックと台風オデットで再び立ち上がるでしょう。」と述べた。
また日本の公益財団法人「風に立つライオン基金」の創設者であるシンガーソングライターとしても有名な、さだまさしさんより温かい応援のビデオメッセージが届けられました。
セブ日本人会の松田和人会長は、同基金からの寄付への感謝と引き続き台風の被害を受けた地元住民への支援活動を継続的に行うことを約束した。
5月7日にセブに着任された山地秀樹新総領事もまた、「これからもフィリピン人の皆さんとセブに住む日本人の皆さんと一緒に協力し、頑張って良い未来を手に入れましょう。」と述べた。