セブ日本語弁論大会【レポ!】
2月4日(土)セブ島・キャッスルピークホテルで第21回日本語弁論大会が開催されました。
本大会は、セブ/ビサヤ地域における日本語教育促進と、日比友好と文化交流の機会として毎年開催されています。
今年は2 年ぶりに対面での開催です!
こちらの記事では、セブ島出身の私「Love」が、
フィリピン人目線でこちらのコンテストについてレポートいたします!
(※私のプロフィールはページの最後にありますので、ぜひチェックしてくださいね)
日本が大好きで、夢中になって夢を追いかけるフィリピン人が精一杯の発表を行いました。
会場の様子
最初にこのコンテストのことを聞いたとき、私は正直、出場者は日本人だと思っていました。しかしながら、こちらのコンテストは日本語を勉強している人なら誰でも参加できることを知り、とても興味がわきました!このようなイベントを通じて、フィリピンと日本の文化の相互理解が深まるきっかけとなりますね。
参加者は9名ほどで、選抜された3名の方にインタビューできました!
名前:Edith Marie C. Ibrahim-Uy
スピーチ内容 :人生を変える決断
Edithさんはフィリピン・ボホール島出身で、現在サンホセ大学で国際学士を勉強中です。
日本語はいつから勉強しているのですか?
ーもう6年以上になります。
このイベントをどのように知りましたか?
ー「このコンテストを知ったのは、中学1年生のときです。マニラで開催された国際交流基金主催の「全国日本語クイズ大会」に参加したのがきっかけです。でも、その時は年齢的にまだ今回の大会に参加する資格がありませんでした。それで、この大会に参加できるのをずっと待っていたんです。
今後の抱負をお聞かせください。
ー私が国際学士号を取得した理由は、外交官になりたいからです。フィリピンと日本の代表として活躍したい。あるいは日本の組織のもとで働きたいです。
語学を学び始めてから、私は日本に夢中になっていきました。日本に関するすべてのことに興味を持ち、生活の中で日本に関する情報を常に求めていました。それは私の人生を大きく変えたのです。その結果、私は国内および国際的な日本語フォーラムや交換プログラムなどに参加することができました。私にとって、その経験は人生で最高の宝物です。夢が叶った瞬間でした。
目を輝かせながら話すEdithさんは、現在18歳。
もしかしたら将来、日本で働いているかもしれませんね。
名前:Vincent Batoon
スピーチ内容 :私の特技
Vincentさんは、セブ・ミツミで品質エンジニアとして勤務しています。
なぜ、このコンテストに参加したのですか?
ー実は、小さい頃から恥ずかしがり屋で、学校でもこのような経験はしたことがありませんでした。しかしながら、現在エンジニアとして働く以上、自信を持って人前に立てる自分へ変わりたいと思い、このコンテストに参加しました。
なぜ日本語を選択したのですか?
ー元々アニメを見るのが好きでした。それで、今の会社から日本語を勉強する機会いただいたとき、率先して参加したのがきっかけです。また、職場では毎日、会議や電話などで日本語を使います。以前、上司にと一緒にバタンガスまで出張に行ったのですが、結局、自分の日本語能力が十分でないために、何もできずにとても悔しかったんです。だから今も、一生懸命勉強を続けています。
名前: Alex Tagalog Lawas
スピーチ内容 :プレッシャーと変化
アレックスさんは、セブ・ミツミのエンジニアです。
なぜ、このコンテストに参加したのですか?
ー私は自分の考えを伝えることで、多くの人の心を動かすきっかになればと思い、参加を決意しました。私はとてもシャイな性格ですが、このような経験を通して自分を変えたいと思っています。
なぜ日本語を選択したのですか?
ー日本語を選んだのは、日本に行ったことがきっかけです。日本人の規律正しい行動に感銘を受け、実際に自分自身で感じた素晴らしい経験を、もっと多くの人へ共有したいと思いました。
将来の夢は何ですか?
ーチャンスがあれば、日本で働いたり、住んだりして、様々な体験をしたいと思っています!
出場者の皆さんとお話ししていると、フィリピン人は夢を追いかけるために、常に挑戦し、地道な努力を積み重ねていることを感じられます。
彼らのひたむきな姿勢を心から応援したいと思います!
日本語弁論大会について
▽詳しくはセブ日本人会へ
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